沖縄本島のまだ南、八重山諸島の小さな小さな島竹富島。この島が好きになる理由、それは、忘れてしまった大切なものがこの島にはあるから。

民宿泉屋さんの紹介

初めて竹富島に訪れた1999年から毎回お世話になってます。
5000円(税抜き/2004年現在)で朝・晩の食事と夕食時には好きな飲み物を1本サービスしてくれます。もちろん泡盛(八重泉)も無料で味わえます。
ヘルパーさん全員が女性で心のこもったサービスをしてくれます。
また、宿泊のお客さんには無料で民族衣装を着せてくれます。記念写真にどうぞ。

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泉屋さんでのとある2日間

〜朝〜

お庭を掃く竹ぼうきの音でお目覚め。
じいちゃんに朝のご挨拶。
「今日も一日楽しく過ごせますように」
朝食までの時間はお庭の白い椅子でくつろぎます。
「朝食できました〜」のお声で食堂へ
おいしい朝食でお腹一杯です。

その後、朝の雑用を済ませた後、またお庭へ。
そこへ帰り支度をしたお客さんが出てきます。
「あれっ、今日お帰りですか?」
「はい、残念ですが・・・。でもまた来年来ます。」
「何時の船ですか?」
「○時の船です。」
その後、談笑と記念撮影。
そこへ、ヘルパーさんがやって来て、
「それじゃ、車取ってきますね。」
ヘルパーさんが港まで送ってくれます。
だいたい出発時間の10分前くらいにこの言葉を聞くことができます。
「それじゃ、お世話になりました。」
「あっ、港まで見送りに行きますよ。」
みんなで泉屋さんのワゴンに乗り込みます。
港までの所要時間は数分。
その車の中で連絡先や楽しかった思い出などを交換します。
港に着いて記念撮影。
船の到着でお別れの言葉を交わします。
「ありがとうございました。本当に楽しかったです。また竹富で会いましょう。」
船が港から離れ、ターンをし、石垣島に向かって走りだします。
船の最後尾で手を振る泉屋のお客さん。
港からも船が小さく小さくなるまでみんなで両手を大きく振り続けます。

〜昼〜

いつものように「たるりやさん」で食事をしていると泉屋さんのお客さんが食事に来られました。
昨日来られた男性一人旅のお客さんです。
「こんにちは」と声をかけます。
昨日宿に来られた時は、とっ付きにくい、言葉もほとんど交わさなかったお客さんです。
それが、前日の
「西桟橋の夕日」
「西桟橋三線ゲリラライブ」
「たるりや宴会」
を経てたった24時間で、
「あっ、こんにちは。ほんと暑いですね〜。」
と言いながらも暑さを楽しんでいる満面の笑顔で答えてくれます。
元学校の先生をしていたということもあって「先生」というニックネームを付けさせてもらいました。
先生と談笑しながらのおいしい食事。
「実は今日で泉屋さんを出るんです。」
ちょっと寂しそうに今夜は石垣島に宿を取っていることを教えてくれました。
「何時の船ですか?」
「○時の船です。」
「それじゃ、お見送りに行きますよ。」
出発時間前に泉屋さんのお庭に自然にみんなが集まります。
そこへ、ヘルパーさんがやって来て、
「それじゃ、車取ってきますね。」
またまたみんなで泉屋さんのワゴンに乗り込みます。
港に着いて記念撮影。
船の到着でお別れの言葉を交わします。
「ありがとうございました。本当に楽しかったです。明日また竹富に帰ってきます。」
「えっ、そうですか。じゃあ、楽しみに待ってますね。」
船が港から離れ、ターンをし、石垣島に向かって走りだします。
船の最後尾で手を振る先生。
港からも船が小さく小さくなるまでみんなで両手を大きく振り続けます。
「また明日ね〜!」

〜夕方〜

ばあちゃんが食堂と母屋の間の風が抜ける涼しい場所で明日の朝食に出すゴーヤを削ってます。
「今日はどこに行きなされた?」
琉球なまりの、でも聞きやすい言葉で優しく声をかけてくれます。
「海に泳ぎに行ってきました。」
「そう、それじゃあ、お風呂に入んなさい。」
「ありがとう。そしたらお先にいただきます。」
何気ない会話でもばあちゃんの優しさ、思いやりが伝わってきます。
ばあちゃん、いつまでも元気でいてね。

「お食事できました」
部屋でくつろいでいると声がかかります。
楽しみな夕食の時間です。
新しいお客さんも交えて談笑しながらの楽しい夕食です。
そこへ少し遅れてやって来た真っ黒なおやじ。
言い忘れていました。
この年出会ったこの人は「師匠」とニックネームを付けさせてもらいました。
なんでも、数ヶ月間もこの泉屋さんに泊まっているとか。
いつも夕食は最後に入って来て、みんなと乾杯してから席につきます。
「今日もいい夕日が見れそうだ。」と師匠。
「えっ、夕日?」と今日初めて訪れた新しいお客さん。
「西桟橋って所があって、夕日を見るのに絶好なんだよ」と師匠。
食事が終わり、みんなで夕日観賞のため西桟橋へ。
歩いている途中でも師匠はみんなに色々とこの竹富島のいいところを語ってくれます。
この日は夕日を見るのに絶好のコンディションで、最高の夕日が見れました。

〜夜〜

夕日を見終えた桟橋で寝転がり談笑しているうちに満天の星が空一面を覆いつくします。
「今日は星を見るのも絶好だね。星が海に映ってるよ、ほら。」と師匠。
「うわ〜、すごく綺麗。まるでクリスマスツリーみたい!」
起き上がり海に目を向けると、星が海にキラキラ映り、海蛍の光の点滅と重なって本当に綺麗です。
何回も竹富に来てますが初めて見る光景でした。
言葉も出ませんでした。
「今日は風が無くて波が立ってないからだよ。あんまり見れないよ、こんなに綺麗な光景は。」と師匠。
この旅最後の竹富の夜、竹富の自然の素晴らしさを改めて知りました。
「じいちゃん、ありがとうね。」
竹富の大自然を満喫し、「たるりやさん」へみんなで繰り出し楽しい夜は更けていきました。

〜翌朝〜

「朝食できました〜」のお声で食堂へ
おいしい朝食でまたまたお腹一杯です。
最後の日とあって、荷造り。
午後一番の船で竹富出発予定です。
「今だに水牛車乗ってないなぁ。」の言葉で「新田観光さん」へ。
「れっつ、ごぉ〜!それっ、行けっ!」
楽しい語りを聞きながら、集落を回っていると、見たことのある人が。
「あっ!先生や!」
昨日石垣へ行った先生が帰ってきているじゃないですか。
楽しい水牛車を乗り終え泉屋さんに帰るとそこに先生が。
「みんなを探してました」と島を歩き回ったとか。
「水牛車から見つけました」と伝えると照れくさそうに笑いました。

〜別れの時〜

みんなで「竹の子さん」で昼食をとって談笑しているうちに別れの時間が迫ってきました。
「師匠に挨拶しとかなきゃ」と探したけれど結局会えず。
みんなで師匠にお手紙を書きました。
題名は「一期一会」
師匠が教えてくれた旅の言葉の一つを使わせてもらいました。
師匠はこう言ったことがありました。
「旅は一期一会。
お前達に俺の連絡先は教えん。
会いたければまたここで会えるはずだ。
またいつか竹富で会おう。」
師匠、また会える日を楽しみにしてます。

そうこうしてる間に「それじゃ、車取ってきますね。」とヘルパーさん。
「それじゃ、お世話になりました。」
「港まで見送りに行きますよ。」と先生。
船の到着でお別れの最後の言葉を交わします。
「ありがとうございました。本当に楽しかったです。また竹富で会いましょう。」
船が港から離れ、ターンをし、石垣島に向かって走りだします。
急いで船の最後尾へ行き大きく両手を振ります。
港からは先生とヘルパーさん達が小さく小さくなるまでみんなで両手を大きく振り続けてくれてます。

「また来るからね、竹富島、泉屋さん。そして出会った皆さん。
また来年、泉屋さんで会いましょう。」

2002年6月
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