沖縄本島のまだ南、八重山諸島の小さな小さな島竹富島。この島が好きになる理由、それは、忘れてしまった大切なものがこの島にはあるから。

ミーナ井戸の紹介

大浜荘」の「じぃじ」曰く、竹富島で唯一の観光スポットだそうです。
集落からアイアル浜へ行く途中にあります。
途中と言っても、アスファルトの周回道路からアイアル方面へ1〜2分(100mほどかな?)の右手にあります。
井戸の中は真っ暗で、懐中電灯なしでは全く中が見えません。また、足場は岩と土のままで滑りやすくなっています。もし興味があって行かれる方は、懐中電灯を持って、出来れば靴を履いて入られることをおすすめします。
また、ミーナ井戸に入る前には、
『小石を2つ(だったか?)を井戸の中に投げ入れて、「今から中に入ります」って合図を井戸に送ってから入ること』
って注意書きが石標に書かれていますので、確認してその通りしてお入り下さい。

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アイアルへ行く道の途中右手にこんな石標が立ってます。

確か、奥の石標に入る際の注意書きが書かれていたと記憶しています。
いざ井戸の中へ!
思ったよりも深くて中は暗い。懐中電灯必携!
下は岩と土なので滑りやすく、できれば靴を履いていくことをおすすめします。
これが井戸の底。
今も尚、水が沸いている。
水はそのまま飲まない方がいいかもしれません。
底から上を見上げたところ。
一応階段状になっていることが分かりますでしょうか?
そして、ごらんの通り真っ暗です。

大浜荘じぃじと行く「ミーナ井戸ツアー」

この日は、石垣島を直撃すると予報が出ていた巨大台風が接近している途中で、天気はいいものの強風が吹き荒れる1日でした。

私は「大浜荘」に宿泊していて、この時は3番座に置いてある三線を使って弾く練習をしていました。
お庭では私の相方(おっさん)と、宿泊していた女の子と、大浜荘の98歳の「じぃじ」の3人が談笑していました。
すると、
「おーい、じぃじがミーナ井戸に連れて行ってくれるって!」
と声がかかりました。
じぃじ曰く、この島で唯一の観光スポットだとか。
それからの小1時間、小さなそれでいてこの旅一番の思い出になる、大浜荘じぃじと行く「ミーナ井戸ツアー」のスタートです!

この日は台風の影響で、晴れてはいるものの風が非常に強い1日でした。
じぃじは98歳!
いくら元気とはいえ、さすがに強風が横からまともに吹き付けるとフラっとしてしまいます。
「じぃじ、大丈夫?」と言って体に手を添えると、気をつかったのか、じぃじは「大丈夫、大丈夫!」と言います。
そんなじぃじに、私の相方はやさしく手を差し伸べました。


大浜荘からミーナ井戸まではゆっくり歩いても5〜10分程度でしょうか?
途中、アスファルトの周回道路脇の広場で一休みし、私たちはゆっくりゆっくりミーナ井戸に向かいました。

ミーナ井戸に到着すると、じぃじは石標の前に腰を下ろし、私たちは井戸の中へ。
井戸の中は真っ暗で、懐中電灯なしでは全く中が見えません。また、足場は土のままで滑りやすくなっています。
もし興味があって行かれる方は、懐中電灯を持って、出来れば靴を履いて入られることをおすすめします。
ちなみに、私たちはゾウリで、懐中電灯のかわりに携帯電話の明かりを代用しました。

底に着くと、今でも水が沸いていました。
私の相方はじぃじに、
「水を手にすくって飲んでみればいいよ。ここに連れてきた人はみんな飲んでるから大丈夫!」
と言われており、言われたとおりに水を飲んでいました。
上がってからじぃじにそのことを言うと、
「この井戸が使われなくなってから、ここの水を飲んだのはお前さんで2人目だ」だって。
この年になってもおちゃめなじぃじ。
ちなみに1人目の方は亡くなったんだとか(←これも冗談?)。

「じゃあ、帰りましょうか?」ってことになり、ミーナ井戸に手を合わせてから、「大浜荘」に帰ることに。
帰る途中にもう一度行きと同じ場所で休憩をとり、その後もゆっくり歩きながら集落に向かって歩いていると、じぃじが、
「先に行きなさい。わしはちょっと用事があるから・・・」
って言いました。
この言葉を聞いて、私たちはすぐにピンときました。
じぃじは、私たちがじぃじに合わせてゆっくりゆっくり歩いていることに気をつかってこう言ったのだと。
「僕達はまっすぐ大浜荘に帰るんだよ。じぃじも一緒に帰ろう。この強風だとひとりで歩くじぃじが心配だよ。」
と答えると、じぃじは「そうか?」と言って、この後もゆっくりゆっくり4人で「大浜荘」に向かって歩きました。


大浜荘のじぃじと行く「ミーナ井戸ツアー」は、1時間ほどの短いツアーでした。
でもこの短い時間でも、じぃじのこの島に来るお客さんを思う気持ち・人に対するやさしさを再認識させられたこの旅一番の思い出です。
じぃじ、ありがとう。
まだまだ元気でいてね。
そしてこれからも人生の「大・大・大師匠」としていろいろ教えて下さいね。

2004年9月
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